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自分たちで地域を守る・農を開拓していく

%e9%ab%98%e5%b2%a1%e3%81%95%e3%82%93hp%e7%94%a8-01【75歳、現役!】
75歳とは思えないほど、バリバリ農作業をこなす現役生産者の高岡さん。
自身で栽培するだけでなく50年以上に渡り、宇陀の農業を開拓し続けてきた。

【18歳で農業の道へ】
高岡さんが農業を始めたのは高校を卒業してすぐの18歳の頃。 高度経済成長期に入った頃で、同級生は半数以上が企業へ就職していく中、高岡さんは農業の道を選んだ。

そして、22歳のときに父が他界し、家長として地域との付き合いも始まった。
地域に残り、そこで農業をするということは、単に野菜を作りそれを売って生計を立てるということではない。
消防団、地域行事、共同農作業、自治会など、地域を運営していくための役を担っていく必要がある。
若く期待の高かった高岡さんには、そういった役回りがどんどん回ってきた。

【地域の農を発展させる】
そうした役回りを担いながら、地域の農業を発展させるために、様々な事に挑戦していった。
まず水稲ではいち早く機械化を導入。近隣農家70軒の作業を受託し、宇陀農家の収穫量増大を図った。

【宇陀ブランドを確立】
さらに、水稲が主流だった宇陀で畑作(野菜)の収益化にも挑戦。
夏の涼しい気候を活かし、関西圏で品薄になる時期にキュウリ、インゲン、ホウレンソウなどの栽培を行った。
自身で作るだけでなく地域の農業仲間と栽培方法を追求し高品質の野菜を作り、共同出荷を行った。
その結果「宇陀地域の野菜は味がよい」という評判を関西圏で獲得していった。
それが現在の販売ルートの基盤となっており、今では遠方から宇陀の野菜を求めて業者がやってくるほどだ。

【直売で販路開拓】
さらに、直売所がまだ普及していない20年前から市役所と協力し、住宅地で直売会を開始。
それが現在の直売所「わくわく宇陀いち」の基盤になっている。
それまでJA(農協)や市場と取引するしかなく閉塞しかかっていた農産物販路に、直売という風穴をあけ、地域農業を活性化した。

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その後、さらなる農業の普及を促すため、新規就農希望者などに栽培指導や地域の心構え等を研修していく「指導農業士」に任命され、20年間も担ってきた。

【次代を担う人材を育てる】
長年、地域の農を支えてきた高岡さん。
一番の気ががりは、次代の地域をつくっていく若い人材をどうするのか?という事だ。

地域で農業をするということは、畑を管理し販売して生計を立てるだけでは続いていかない。
いろいろな地域の役回りを担っていく必要がある。そういった役回りは対価が支払われるわけではなく、まさに自分たちで地域を守っていくための仕事だ。
そういった仕事の意味を理解し、地域を自らつくっていける人材が必要。

幸い、宇陀には類農園を含め、大規模農業法人がいくつかあり、新規就農者の支援も行っている。

類農園としても、そういった人材を育てていくことが急務と捉えている。
栽培技術、経営の考え方、販路形成といった、経営的なスキルだけでなく、地域を一緒につくっていける人材を育てていく。この動きを加速させていく。